【ルーリングコラム】戦場以外での特性定義能力
2011年7月5日 TCG全般まずは前回の答合わせ。
1.自分は10、相手は23。
2.2枚。
グリッサ、吸血術士はそれぞれ同時に落ちる他のクリーチャーを「見ている」ため、黒頂点解決後にスタックに積まれる誘発型能力は、
・《裏切り者、グリッサ》の能力(2体分:アーティファクトカード2枚回収)
・《屍族の死のマント》の能力(グリッサを釣る)
・《死の犬》の能力(ライフロス)
・《吸血術士》の能力(3点ライフゲイン)
基本的には先週の記事でわかるはずだが、《死の犬》の誘発型能力には少し注意が必要である。
《死の犬》は装備品の影響で5/3になっているが、墓地に置かれるタイミングではP/Tが変動しているためである。
黒頂点の解決後、死の犬の上には3つの-1/-1カウンターが置かれていて、2/0になっている。
そのため状況起因処理で墓地に置かれる訳だが、ライフロス誘発能力はこの時点のパワーを参照する(最後の情報)。
そのため、5点ではなく2点のライフが失われることになる。
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さて、それでは今日の話。
2007年5月のルール改正以降、特性定義能力は戦場以外でも機能するようになりました。
特性定義能力の詳細はCR604.3を参照して頂きたいのですが、簡単に言えば「オブジェクトの色、サブタイプ、パワー、タフネスのいずれかを定義している」能力(但し例外がある)ということになります。
《役畜》の能力も特性定義能力なので、それが追放領域にあっても依然として機能することになります。
この問題の場合、《役畜》は4/4なので、摂取者は7/7になりますね。
(ルールが改正される以前は、戦場以外の領域では機能しなかったため、追放された役畜は0/0でした)
さて、ではこれを踏まえて今日のまとめの問題(今日は凄く短い!)
解答はまた来週。
Q1-2:
あなたは《裏切り者、グリッサ》と《屍族の死のマント》をコントロールしていて、ライフは12である。
対戦相手は《屍襲い》が装備された《死の犬》と《吸血術士》をコントロールして、ライフは20である。
この状況で、あなたは4マナ以上立っている状態で《黒の太陽の頂点》をX=3で唱えた。
両プレイヤーは考えられる限り最善の選択をするものとする。
1.両プレイヤーのライフはどうなっているか
2.あなたは何枚のアーティファクト・カードを墓地から手札に戻せるか
1.自分は10、相手は23。
2.2枚。
グリッサ、吸血術士はそれぞれ同時に落ちる他のクリーチャーを「見ている」ため、黒頂点解決後にスタックに積まれる誘発型能力は、
・《裏切り者、グリッサ》の能力(2体分:アーティファクトカード2枚回収)
・《屍族の死のマント》の能力(グリッサを釣る)
・《死の犬》の能力(ライフロス)
・《吸血術士》の能力(3点ライフゲイン)
基本的には先週の記事でわかるはずだが、《死の犬》の誘発型能力には少し注意が必要である。
《死の犬》は装備品の影響で5/3になっているが、墓地に置かれるタイミングではP/Tが変動しているためである。
黒頂点の解決後、死の犬の上には3つの-1/-1カウンターが置かれていて、2/0になっている。
そのため状況起因処理で墓地に置かれる訳だが、ライフロス誘発能力はこの時点のパワーを参照する(最後の情報)。
そのため、5点ではなく2点のライフが失われることになる。
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さて、それでは今日の話。
Q2-1:
あなたは《ファイレクシアの摂取者》をコントロールしている。
摂取者は《役畜》を追放していて、戦場には計4体のクリーチャーが出ているが、摂取者のP/Tはいくつになるだろうか。
(役畜のパワーとタフネスは、それぞれ戦場に出ているクリーチャーの数に等しい。)
2007年5月のルール改正以降、特性定義能力は戦場以外でも機能するようになりました。
特性定義能力の詳細はCR604.3を参照して頂きたいのですが、簡単に言えば「オブジェクトの色、サブタイプ、パワー、タフネスのいずれかを定義している」能力(但し例外がある)ということになります。
《役畜》の能力も特性定義能力なので、それが追放領域にあっても依然として機能することになります。
この問題の場合、《役畜》は4/4なので、摂取者は7/7になりますね。
(ルールが改正される以前は、戦場以外の領域では機能しなかったため、追放された役畜は0/0でした)
さて、ではこれを踏まえて今日のまとめの問題(今日は凄く短い!)
Q2-2:
あなたは《ファイレクシアの摂取者》をコントロールしている。
以下の各状況で、この摂取者のP/Tはいくつになるだろうか。
1.摂取者は《ルアゴイフ》を追放している。お互いの墓地には計13枚のクリーチャー・カードがある。
2.摂取者はあなたがオーナーである《セラのアバター》を追放した。あなたのライフは20、対戦相手のライフは13である。
3.摂取者は対戦相手がオーナーである《精神の病を這うもの》を追放している。対戦相手の手札は5枚、あなたの手札は4枚である。
4.摂取者はあなたがオーナーである、《黄金のたてがみのアジャニ》の-6能力で作られたアバター・トークンを追放した。あなたのライフは20、対戦相手のライフは13である。
5.摂取者は蓄積カウンターが4つ乗り、クリーチャー化した状態の《キマイラ的大群》を追放した。
解答はまた来週。
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