パイルシャッフルが”十分な無作為化”ではないということの重要性
著:Jen Wong

原典:http://blogs.magicjudges.org/rulestips/2014/03/the-importance-of-shuffling-piles-are-not-enough/

シャッフル―それは時間と手間を要し、また手の小さい人にとっては苦痛を伴い、そして大会に出れば極めて多くの回数を要求されるものです。
あなたは各ゲームの開始時や、(例えば《迷路の終わり》のようなサーチ効果で)ライブラリーを見た時、その他《不死の霊薬》のようなカードによって支持された時に自身のデッキをシャッフルすることが要求されます。
シャッフルの方法には色々な物がありますが、大事なのはどの方法(またはその組み合わせ)を用いるかではなく、結果としてデッキが十分に無作為化されているかということです―言い換えれば、全てのカードがデッキ内のどこにあるか、誰もわからない状態にならなければいけないということになります。
もしジャッジが「シャッフルが不十分である」と認めたなら、ペナルティが出される事にもなるでしょう。
また、GPTやPTQのような競技RELのイベントであれば、あなたは対戦相手のデッキも同様にシャッフルしなければなりません。

さて、「パイルシャッフル」―つまりデッキの上から1枚ずつ、いくつかの束に分ける方法について話をしましょう。
パイル「シャッフル」はランダムではなく、当然それは「シャッフル」として認められません!
もし仮にプレイヤーがデッキの中のカードの順番を全て知っていたとしましょう。ここでパイルシャッフルを行った場合、その順番は確かに組み変わりますが、依然としてそのプレイヤーはどのカードがどこに移動したかを知ることができます。これが「パイルシャッフルがシャッフルではない」という理由です。

これは「パイルシャッフルをするとペナルティを受ける」というわけではありません。ただ、(どういった理由によるものであれ)シャッフルというものは十分に無作為化される方法が取られていなければならない、ということなのです。


訳注:最後の文にもありますが、別に「パイルシャッフルをしてはならない」というわけではありません――というより、あれはデッキ枚数を数えるには持ってこいなので、他のトラブルを防ぐためにやるのはいいことだと個人的には思います。
(てめーのせいだよ、《夜帷の死霊》!

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