一応今メインで使ってるデッキを晒してみる。
青いってだけで何故かヘイトが溜まって即死するから困る。
俺はカードを引きたいだけなんだよ!!!


統率者:《初めて夢見たもの、空麻呂》
PlanesWalker( 0)-------------------------------
Creature(17)-----------------------------------
《灯台の年代学者》
《謎の原形質》(幻影の像か蒼穹の魔道士と変える予定)
《こだまの魔道士》
《熟達の魔術師アーテイ》
《クローン》
《ファイレクシアの変形者》
《精神の病を這う者》
《Vesuvan Doppelganger》
《ヴェズーヴァの多相の戦士》
《ザルファーの魔道士、テフェリー》
《永劫の年代史家》
《聖別されたスフィンクス》
《尖塔の大長》
《メムナーク》
《コジレックの職工》
《核の占い師、ジン=ギタクシアス》
《無限に廻るもの、ウラモグ》
Aritfact( 9)-----------------------------------
《太陽の指輪》
《大祖始の遺産》
《精神石》
《速足のブーツ》(すね当てじゃダメなんや…)
《ダークスティールの鋳塊》
《寺院の鐘》
《ネビニラルの円盤》
《ヴェンセールの日誌》
《知識槽》
Enchant( 6)------------------------------------
《予期の力線》
《支配魔法》
《精神力》
《時を超えた詠唱》
《嵐の目》
《占有》
Sorcery(10)------------------------------------
《定業》
《思案》
《思い起こし》
《意外な授かり物》
《袖の下》
《時間のねじれ》
《時の逆転》(Timetwisterが欲しいです
《時のらせん》
《露骨な窃盗》
《永遠の統制》
Instant(20)------------------------------------
《鋼の妨害》
《渦巻く知識》
《計略縛り》
《時間の把握》
《否認》
《双つ術》
《移し替え》
《対抗呪文》
《ウーナの寵愛》
《転覆》
《禁止》
《嘘か真か》
《盗用》
《謎めいた命令》
《噴出》
《時間停止》(10版Foil
《徴用》
《卑下》
《撹乱する群れ》
《青の太陽の頂点》
Land(37)---------------------------------------
《すべてを護るもの、母聖樹》
《聖遺の塔》
《アカデミーの廃墟》
《Thawing Glaciers》
《露天鉱床》
《地盤の際》
《ウルザの工廠》
《隠れ石》
《水辺の学舎、水面院》
《雲の宮殿、朧宮》
《トレイリア西部》
《ハリマーの深み》
《セファリッドの円形競技場》
《フェアリーの集会場》
《離れ島》
《孤立した砂州》
《島》21
今日の柏木EDHでたどり着いた結論の一つ。

青くないデッキはカジュアル。
まあさ、結局の所統率者戦の公式ルールを読めば事足りる話だと思う訳よ。
公式ルール15には「統率者戦は、まず何よりも社交的なゲームというものを目的としてデザインされたものです。」って書かれてる訳で。
勿論、賞品が出るようなトーナメントになればそれを無視して賞品を取りに行くSpikeな人達も増えるだろうけどね。
基本的に、主催者はそのイベントがどういう性格の集まりかってのを表現すべきだと思うし、それなくして適当に参加費取って賞品だけ撒いてるプレミアイベントの併催コマンダーってのは当然食い違いが発生するモノだと。

結局の所、所謂カジュアル志向の人達は「わざわざ参加費払って賞品賭けた試合する以上は、Spikeな人達が入ってくるんだ」ってことを認識してやるべきだろうし、一方Spikeな人達は「『社交的』って公式に書いてあるゲームなのに賞品目当てで違うことしてるんだから、他の人から恨み言言われたってそのくらい仕方ない」っていうスルースキルくらい持つべきっていう話。
カジュアルな人達は「ガチ連中のお陰でつまらなくなった」って文句言うんじゃなくて「運が悪かったんだ、次からあいつとはやるのやめようぜ」でいいわけで(公式にも「非社交的人物とはプレイしないことが最も手っ取り早い方法です。」って書いてあるしね)。
一方Spikeな人達だって「カジュアル志向の連中は要らない」とか「負けて文句言うなよ」って言う前に自分の振り見直せってことで、公式の意図と違うことを空気読まずにやってるって自覚は持つべきでしょ。それを批判する気はないけど、快く思わない人がいて当然で、そう言われたことに腹を立てるならやるなって話になる。
Spikeな人達の言い分で「カジュアルとか言い訳だろ」とか「勝ち負け存在するゲームで勝ちに行かないとか意味不明」っていうのを見かけるけど、それなら「社交的なゲームでそれを無視して勝ち負けだけにこだわるのも意味不明」だし「ガチとか(社交性を無視するための)言い訳だろ」って言われるわけ。

まあ、結論としては「空気読もうぜ」「周りとレベルのあったコマンダーライフ送ろうぜ」っていう凄く無難なとこに落ち着くけどね。
Spikeな人はSpikeな人とやればいいし、カジュアルな人はカジュアルな人とやればいいってだけの話。
一般論として言わせてもらえば、TimmyとJohnnyは共存可能だけど、SpikeはSpikeのフィールドでしか楽しめないってのは確実にあると思うけども。
要はさ、ED…じゃねえ、統率者戦ってのはMtGであってMtGじゃないモノだってのを理解してないからこういう争いが起きるわけよ。
一応CRに規定があるとはいえ、他のフォーマットと違ってMTRに規定すらないモノなんだからさ。
「カジュアルスタン」とか「カジュアルレガシー」ってのは、確かに「競技カードのMtG」の延長線上にあるモノだし、論争が起きる意味はわかる。
「カジュアルプレイヤーなんでサーセン」みたいなのが頭に来るって人もいるだろうしさ。所謂「MtGは勝ちに行くモノだろjk」って主張も理解できる。

統率者戦ってのはそういう「カジュアルフォーマット」と違って、そもそもがMtGを使ったボードゲームみたいなモノだと考えればいい。
だから、同卓する他の人間と同じくらいのレベルでやるってのが基本であって、そうじゃなきゃ楽しくないでしょ?って話。
あくまでも、楽しむ為のモノであって勝つ為のモノじゃない(だから、個人的にはGPとかのプレミアイベントで4人コマンダーを金取って賞品出してやるのに賛成はできない。新規プレイヤー離れるってレベルじゃねーぞ、あれ)。
回りがわいわいやりたいカジュアル志向の中で一人だけ「3-6-∞」なデッキ使って楽しい?って話もそうだし、その逆もそうだよね。

例えば、トライバルウォーズとかプリズマティックシングルトンとか、そういう身内でやるためのカジュアルフォーマットに対してガチカジュアル論争なんてのは基本無いでしょ?
統率者戦ってのはそういうものの延長線上にあるモノであって、競技フォーマットの延長戦にある訳じゃないんだよね。



ま、個人的には無限コンボの有無とかじゃなくて「デッキの大部分がコンボパーツとコンボパーツを探すカード(チューター系)で埋まってるようなのはガチ」って思うけどね。
少なくとも、自分はそういう環境に楽しさを覚えないからそういうデッキとはやりたくない。もっとわいわい楽しむのがあのゲームの楽しさだと思ってるからね。
まずは前回の解答から。

Q3-1.
現在のスタンダードでの話である。
1.本来マジックのルールでは存在しない、「クリーチャーがクリーチャーに攻撃される」という状況が発生しうるのだが、その状況はどういう状況だろうか。
2.その攻撃に対するブロックとして考えられるケースと、それぞれのケースにおいて戦闘ダメージが解決されるとどういう処理が行われるのかを考えてみよう。


1.マジックのルールにおいて攻撃先となり得るのはプレイヤーかプレインズウォーカーである。前者はクリーチャーになり得ないので、後者をクリーチャーにすれば良い。
現在のスタンダードでは《液鋼の塗膜》でアーティファクト化した後、《ボーラスの工作員、テゼレット》の-1能力で5/5にすればそのプレインズウォーカーは「アーティファクト・クリーチャー・プレインズウォーカー―××」になるため、クリーチャーがクリーチャーに攻撃されるという状況になり得る。

2.A:自分自身がブロックする、B:他のクリーチャーでブロックする、C:ブロックしないの3通りがあり得る。
C、Bについては、ダメージ自体は通常のプレインズウォーカーに対する攻撃と同様に処理されて与えられる。但し、ダメージの結果として忠誠カウンターが取り除かれることに加えてダメージを負うので、接死を持つ発生源からのダメージや5点を超えるダメージが与えられた場合は、忠誠カウンターが残っていようとも「破壊」される。また、感染や萎縮を持つ発生源からのダメージに関してはダメージを負うのではなく、-1/-1カウンターが置かれる(もちろん同数の忠誠カウンターは取り除かれる)。
Aに関しては、攻撃クリーチャーについて更にa:パワーが4以下の場合 b:パワーが5以上の場合or接死を持つ場合 c:パワーが6以上or接死を持ち、かつトランプルを持つ場合 の3通りに分岐する。
aの場合、パワー分の忠誠カウンターが取り除かれ、かつパワー分のダメージを負う。攻撃クリーチャーは5点のダメージを負う。忠誠カウンターが0になっていれば状況起因処理で墓地に置かれる。
bの場合、パワー分の忠誠カウンターが取り除かれ、また致死ダメージを受ける。攻撃クリーチャーは5点のダメージを負う。このプレインズウォーカーは破壊され、また忠誠カウンターが0になっていれば同時に状況起因処理によって墓地に置かれる(実質的には1回墓地に置かれるだけだが、再生が可能かどうかなどの差がある)。
cの場合、(普通にダメージを割り振った場合)まず5つの忠誠カウンターが取り除かれ、同時に5点のダメージを負い、更にパワーから5を引いた分のダメージがプレインズウォーカーに割り振られるため更にその数の忠誠カウンターを取り除く(これらは同時に行われる)。このプレインズウォーカーは破壊され、また忠誠カウンターが0になっていれば同時に状況起因処理によって墓地に置かれる(実質的には1回墓地に置かれるだけだが、再生が可能かどうかなどの差がある)。例えば、《原始のタイタン》で忠誠カウンターが8の《ギデオン・ジュラ》に攻撃した場合、彼は5点のダメージを負った5/5のクリーチャーであるとともに5+1個の忠誠カウンターが取り除かれ、残りは2になる。
最終的な処理としてはbとcは同一だが、感染や萎縮を持つ場合の処理等で若干の違いが起きる場合がある。


さて、それでは今日の問題。

Q4-1.
あなたはM12のリミテッドをプレイしている。
あなたは《神盾の天使》をコントロールしており、その能力で同じくあなたがコントロールする《大いなるバジリスク》を指定している。両者のコントロールは戦場に出て以降動いていない。
この状況で、対戦相手は《酸のスライム》で攻撃してきたため、《大いなるバジリスク》でブロックした。ブロック指定後に対戦相手は《酸のスライム》を対象に《歯止め》を唱え、解決時に緑を指定した。
戦闘終了後、対戦相手は《神盾の天使》を対象に《垂直落下》を唱え、解決された。

さあ、あなたの《大いなるバジリスク》は破壊されるか否か?

Q3-1.
現在のスタンダードでの話である。
1.本来マジックのルールでは存在しない、「クリーチャーがクリーチャーに攻撃される」という状況が発生しうるのだが、その状況はどういう状況だろうか。
2.その攻撃に対するブロックとして考えられるケースと、それぞれのケースにおいて戦闘ダメージが解決されるとどういう処理が行われるのかを考えてみよう。

 と言うことで、インデックスインテックス大阪にレベル0ジャッジとして参加してきました。
 まあ、色々思うところはありましたが、良い経験ができたと思います。
 参加者の皆様、ジャッジの皆様及びスタッフの皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした。
 
 ジャッジ的な視点からの雑感を書く前に。
 一部の人は既にご存じでしょうし、Twitterや2chでは大盛り上がりになっていたようですが、本戦で悪霊の神々が発生しました。
 竜退治に旅立たったのがプロプレイヤーということで色々話題にはなるでしょう。
 私個人としても思うところが無いわけではありませんが、立場上、また私自身が現場に立ち会っていたわけではない等の理由から、公式記事にある以上の情報を出す事は差し控えさせて頂きます。ご了承ください。
 
 と、まあ堅苦しい前置きが済んだところで、今回のトーナメントでの雑感。
 日本選手権予選が全部スタンダードで行われるからってこともあるんだけど、競技ドラフトの作法(特にデッキリストの書き方)に慣れていない人が多かった印象です。
 ドラフトのやり方も割と厳格なトーナメントであるってことにちゃんと配慮して欲しいな(例えばピックしたカードが一山になってないとかね)ってのはあるけど、何よりもデッキリストエラーっていうのがもったいなさ過ぎる。
 ・デッキリストの「メインデッキ」に使用した基本土地を書き忘れないこと
 ・「カードプール」にピックしたカード42枚、「メインデッキ」が40枚以上っていうのを提出前にちゃんと確認すること
 あたりは最低限励行して欲しい。デッキリストプロブレムでGL出すのはジャッジとしても本意ではなくて、凄く気の毒だからね。
 まあ、「みんな構築ばっかりじゃなくてたまには競技RELのリミテッドやろうぜ!」ってことでもあるんだけども。
 
 ルール的な質問はどーだろう。
 そこまで込み入った質問は受けなかったけど、とりあえず《蛙変化》あたりはちゃんと勉強しておいて欲しいかなー。プレイヤーにCR読めとまでは言わないけど、少なくとも競技RELなら使えるセットのFAQには目を通しておいて罰は当たらないと思うんで。
 【追記】
 神盾の天使と接死クリーチャーの問題、幻影イリュージョンとチャンドラの憤慨、呪禁と復讐に燃えたファラオの問題あたりは若干ややこしいので注意が必要かも。 

 ジャッジ褒賞は…欲しい人いるなら一部出せるのでコメントで。
 
さて、明後日から黒服のお仕事が待っているので、明日の昼過ぎに大阪入りしてそのままSFNMに出る予定です(人数余裕があれば)。
一応金曜日中及び仕事の休憩中にはバインダー携行する予定なので、トレードは歓迎です。
下に適当に書いておきますが、それ以外にも出せるものはあるかもです。
ジャッジFoilに関しては、今回貰える枚数次第でもありますが。

--放出可能--------------------------------------------------
《外科的摘出》ボックスプロモ版×1
《野生のナカティル》FNM版×1
《前兆の壁》FNM版×1
《剃刀境の茂み》×4(日英各2)
《闇滑りの岸》×2(日英各1)
《新緑の地下墓地》×1(英)
《銅線の地溝》×4(全英)
《荒廃鋼の巨像》×1(日)
《真面目な身代わり(M12)》×1(日)
《鍛えられた鋼》×2(日)
《天使の運命》×1(日)
《ギデオンの報復者
《ミラディンの十字軍》×1(英)
《最後のトロール、スラーン》×3(日英英)
《幻影の像》×1
《虐殺のワーム》(日Foil)×1
《シルヴォクののけ者、メリーラ》(日Foil)×1
《隔離するタイタン》FtV:R版×1
《苦花》ジャッジ報奨×1~
《火と氷の剣》ジャッジ報奨×1~
《変異種》ジャッジ報奨×1~
《ヴェンディリオン三人衆》ジャッジ報奨×1~
《Sinkhole》ジャッジ報奨×1~
《不毛の大地》ジャッジ報奨…出せたら。
[日本銀行券トレーディングカードゲーム]各種

--欲しい物(言語問わず)--------------------------------------
《精神を刻むもの、ジェイス》2枚まで
《遍歴の騎士、エルズペス》2枚まで
《沸騰する小湖》4枚
《ニコル・ボーラス》From the Vault:Dragons版のみ、1枚
《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》1枚
《Tetsuo Umezawa》1枚
その他、赤青黒のEDHパーツ適当に(各1枚)
[日本銀行券トレーディングカードゲーム]各種

では、大阪参加の方は会場で。

検索キーワードを眺めてみる。

「edh 無限」
「ニコル・ボーラス EDH」
「残酷な根本原理 EDH」
「ニコルボーラス デッキ」
EDH大人気。それ以上にニコル様大人気。
残念だったな、俺の組んだデッキは余りにもヴォーソス的過ぎて実用外だよ!!

「MTG 3重スリーブ」
「厚みを抑えた多重スリーブ」
3重はマジ勘弁。
俺がもし競技RELヘッドジャッジやる場合、俺の手(平均よりは少し大きいっぽ)で片手で持ってシャッフルできない厚さの多重スリーブにはアウト出します。

「デュアラン騒動」
「デュアラン偽造」
「デュアラン 高い」
「偽のデュアラン事件」
最近話題のトピック。私見はこないだ書いたのでそこ読んでくれれば。
大阪のレガシー選手権ではヘッドジャッジ次第だけど、俺個人としては「真贋に関する裁定はジャッジの仕事じゃないのでパスします」ってスタンスで行きたいね。
もちろん、あからさまな偽造カードや悪意で偽造カード使ってる、みたいな場合は別だけどさ。

「死の犬 装備品」
死ぬ直前のパワーを参照してください。

今週のFNMには参加できないし、とりあえずM12前のレシピって事で今使ってる青黒コンを晒してみよう。
M12入っても何一つ得るものがなくて俺泣きそうなんだけどさ。
基本的に、ヴァラクートガンメタってるデッキだから、普通の青黒が多い今のメタだと結構微妙。
基本的にアドバンテージ取ってコントロールする方向だから、カウンターとかハンデスとかいう甘えたカードは採用してません(メインは)


--青黒テゼレットアドバンテージコントロール--------------

土地:25
 島:4
 沼:4
 墨蛾の生息地:2
 忍び寄るタール坑:3
 闇滑りの岸:4
 水没した地下墓地:4
 地盤の際:4
 
クリーチャー:8
 呪文滑り:4
 聖別されたスフィンクス:3
 ファイレクシアの変形者:1
 
アーティファクト:11
 転倒の磁石:4
 倦怠の宝珠:3
 永遠溢れの杯:4
 
呪文:11
 喉首狙い:2
 破滅の刃:2
 テゼレットの計略:3
 魔性の教示者:1
 消えないこだま:1
 生命の終焉:2
 
プレインズウォーカー:5
 ボーラスの工作員、テゼレット:4
 解放された者、カーン:1
 
サイドボード:15
 生命の終焉:2
 倦怠の宝珠:1
 黒の太陽の頂点:2
 蔑み:3
 外科的摘出:2
 記憶殺し:1
 漸増爆弾:2
 呪詛の寄生虫:2

恒例にしてみよう企画。
DN始めたし今回からはこっちでやるよ!よ!

5位:《蒼穹の魔道士》
 リミテッドなら神、構築でもチャンスがあるかも知れない程のドローエンジン。
 《ジェイスの文書管理人》も充分強いが、こっちもバカにならない。4マナかかるとは言え、タップが要らないってのもポイントである。
 除去されやすいのは難点だけど、《ジェイムデー秘本》や《貴重な収集品》と比べても強い。

4位:《堂々たる撤廃者》
 いや、マジでこれは勘弁ww
 パーミ的にこれ出されると相当詰む。あと《転倒の磁石》が基本ただの置物に化けるのもポイントか。
 テゼコン的には磁石が無力化されるのが本当に辛い。

3位:《幻影の像》
 2マナのクローンが弱いわけがない(と、MBSで謎の原形質にも似たようなことを言っていた記憶があるが)。
 タイタンとかワームコイルとか割とコピー先には困らなそう(すぐ死んでも仕事してる的な意味で)だし、かなり使い勝手は良い。
 まあ、《ファイレクシアの変形者》押しのけてまで使うかっていわれると、デッキ次第なんだけども。

2位:《チャンドラのフェニックス》
 《燃え立つチャンドラ》との相性抜群!とか言われてたけど、それ抜きにしてもとんでもなく強い。
 3マナ2/2速攻飛行だけでも充分強いのに、手札に戻る条件がかなり緩いのが嬉しい。
 タイミングが選べる、別にマナを用意しなくてもいい、ってのが凄いね。

1位:《原初の狩人、ガラク》
 ペス子ちゃんも真っ青な大成長である。4マナ→5マナで下手すると弱くなってる彼女に比べて、4マナでナイスバランス→5マナで壊れカードへと成長している。
 ペスでさえ+1で作れたのは1/1なのに、こいつは3/3を作り出す。これが1マナの差か、色の差なのか…。
 中マイナス能力も割とおかしいコトが書いてある。緑的に考えれば、パワー3くらいは普通に用意できるわけで、そうすると出て即起動すれば5マナ3ドローにもなる。4枚5枚引いたときたるや、《調和》もびっくり。
 大マイナス能力はまあオーバーキル感漂いすぎててもう何というか。
 まあ、《ギデオン・ジュラ》との相性が凄く良いのがポイントだよねー。《リリアナ・ヴェス》×《ジェイス・ベレレン》並に。惜しむらくは絵面が余りにも雄臭いことなんだけども。
M12シーズンになったわけだけど、特に目新しいルール項目があるわけでもなくて若干物足りない。
仕方がないから先週の答だけおいとくよ!

Q2-2:
あなたは《ファイレクシアの摂取者》をコントロールしている。
以下の各状況で、この摂取者のP/Tはいくつになるだろうか。

1.摂取者は《ルアゴイフ》を追放している。お互いの墓地には計13枚のクリーチャー・カードがある。
2.摂取者はあなたがオーナーである《セラのアバター》を追放した。あなたのライフは20、対戦相手のライフは13である。
3.摂取者は対戦相手がオーナーである《精神の病を這うもの》を追放している。対戦相手の手札は5枚、あなたの手札は4枚である。
4.摂取者はあなたがオーナーである、《黄金のたてがみのアジャニ》の-6能力で作られたアバター・トークンを追放した。あなたのライフは20、対戦相手のライフは13である。
5.摂取者は蓄積カウンターが4つ乗り、クリーチャー化した状態の《キマイラ的大群》を追放した。


1.《ルアゴイフ》は特性定義能力により追放領域でもこの時点で13/14である。そのため、16/17
2.《セラのアバター》の特性定義能力の「あなた」とはオーナーであるあなた自身のことである(CR109.5)。そのため、《セラのアバター》は20/20であり、23/23
3.一方、同様にこの《精神の病を這うもの》の「あなた」とはオーナーである対戦相手をさす。そのため、《精神の病を這うもの》は5/5であり、8/8
4.そもそも《ファイレクシアの摂取者》はトークンを追放できない。(なお、たとえ追放できたとしても追放されたトークンは状況起因処理によって消滅する。そのため、《ファイレクシアの摂取者》は刻印されたカードを参照できない。我ながら酷い引っかけ問題だ)3/3
5.追放された状態の《キマイラ的大群》の上には蓄積カウンターが存在しない。そして、そもそも追放領域にある《キマイラ的大群》はクリーチャー化していないためパワーとタフネスを持たない。よって3/3
▼日程
 ▽8月20日(土) カードショップ晴れる屋or早稲田大学理工学部キャンパス内食堂 12:00~
 ▽JR高田馬場駅早稲田口 駅前ロータリー 11:40集合
 ▽予定人数:8名/最大16名
  
▼内容
 ▽前半:シールド戦
  使用パックについては、
    ・基本セット2012×6
  を予定しています。
  
 ▽後半:構築(基本セット構築)
  ・使用可能セット
    * 第4版以降に発売されたすべての基本セット(CH含む)
    (4版(CH等含む)/5版/6版/7版/8版/9版/10版/M10/M11/M12)
  
  基本セットは全体のカードパワーが低く抑えられていますが、その中に一部パワーカードが紛れ込んでいるため、禁止カード・制限カードを設けます。
  
  ・禁止カード
    ・レガシーで禁止されているカード
    ・スタンダードで禁止されたことのあるカード
  ・制限カード(メイン・サイドの合計で1枚までしか入れられません)
    ・カード・タイプが「プレインズウォーカー」である各カード
      ・ジェイス・ベレレン
      ・チャンドラ・ナラー
      ・野生語りのガラク
      ・黄金のたてがみのアジャニ
      ・リリアナ・ヴェス
      ・ギデオン・ジュラ
      ・ソリン・マルコフ
      ・炬火のチャンドラ
      ・原始の狩人、ガラク
      ・記憶の熟達者、ジェイス
    ・M11・M12に収録された所謂「タイタン・サイクル」
      ・原始のタイタン
      ・太陽のタイタン
      ・霜のタイタン
      ・業火のタイタン
      ・墓所のタイタン
    ・悪斬の天使
    ・第四版/第五版に収録されている各種パワーカード
      ・暗黒の儀式
      ・剣を鍬に
      ・ミシュラの工廠
  ・公認大会ではないため、プロキシ(代用カード)の使用は可能です。使用する場合、カード名・コスト・テキスト・P/T等が判別できるようにしておいて下さい。
  ・今回は銀枠の使用は不可となります(使用可能セット内に無いため)。
  ・ガチイベントではない、カジュアルイベントです。
  ・上位2名の方にはデッキリストの提出をお願いしております。

▼参加費
 前半:2500円
 後半: 500円
 (計3000円・パック代込み。どちらかのみ参加も一応可能です)

▼賞品予定(参加者8名の場合)
  前半:1位:4パック 2位:2パック 3/4位:1パック
  後半:1位:4パック 2位:2パック 3/4位:1パック
  総合(前後半の勝ち点を総合します):1位:4パック 2位:2パック 3/4位:1パック
  (賞品はM12で支給されます)
  また、前回構築優勝者のデッキカラーにちなみ、総合一位には褒賞プログラムプロモ版の《審判の日/Day of Judgement》、総合ブービー(下から2番目)にはアンヒンジド版の《平地/Plains》が加えて贈られる予定です。

▼参加表明は
 Mixiの方から
 http://mixi.jp/view_event.pl?id=63665249&comm_id=5218779 に書き込むか、こちらの日記にコメントください。
と、いうことで今回も日曜はいつも通り秋葉原一刻館でプレリってきました。
土曜はいつも通り板橋だったけど、今回はスタッフ初体験ってことで。
パーマネント根こそぎ持ってく世界混ぜをみたりしたけど、まあ基本セットだからそんな大変なことは無かったなー。

日曜プレリのカードプールはこんな感じ
レア:原始の狩人、ガラク
ギデオンの復讐者
ルーン傷の悪魔
氷河の城塞
魔力のとげ
世界薙ぎの剣
除去:ショック×2
平和な心
投げ飛ばし×1
反逆の行動×1
忘却の輪×1

こんな感じ。緑はガラクが出たパックには他に緑のカードが入ってないとかそんな感じでガラク以外ゴミ。
仕方がないから諦めて赤黒狂喜デッキ。火葬も刃も無いから爆弾への対処が余りにも弱すぎて笑えない。

1戦目:○○
2戦目:○○
3戦目:××
4戦目:×○×(身内当たり)
ということで2-2で収量。
欲しかった4枚目(3枚予約注文してるから)のガラクが手に入ったし、元は取れたってことで。
参加賞パックからは願いのジン…。
Twitterでもつぶやいたけど、偽デュアラン騒動に関する雑感。

まあ、一応まずはお約束の前置き。
騒動の詳細はZaku3さんの記事を参照:
http://zaku3wildspeaker.diarynote.jp/201107032333074479/
http://zaku3wildspeaker.diarynote.jp/201107041311386284/

まあ、まずこういう騒動が起きる原因の中で「再録禁止カード」って制度の影響は無視できないんじゃないかな、と言うのが一つ。
プレイヤー数(=需要)はどんどん増えるのに、供給は増えないんだから値段は絶対下がらないっていうこの不健全すぎる状況。
しかも現物を実際に見たことがない客が多くなってくるにつれてどんどん偽造はしやすくなる。
実際、再録禁止って制度自体過去のコレクターの為にある者で、現在のプレイヤーに迷惑をかけているっていうのは否定できない訳だけど、こうして絶版カードの偽造問題が増えてくるようならその弊害はさらに大きくなってくる。
コレクター達は熟練しているから偽造品を見分けられるかも知れないが、新規の人達はそうはいかない。
実際、無理矢理なリメイク(例えば各デュアランに「再録」みたいな無意味なサブタイプを追加したリメイクとか)でエターナル専用に再録するとかしないと、あまりにも新規に辛すぎると思う。

で、DN界隈でも「周知徹底して被害を防ごうぜ!」みたいな流れになってるんだけど、そもそも「客の側が警戒しなきゃいけない」時点でおかしい状況なんじゃないかと。
カードの真贋なんてのは本来(TCGというゲームの性質上)客が気にすべき話じゃなくて、「買ってきたんだからそのまま大会で使えるよね」って発想で問題がない筈のシロモノな訳だ。
もの凄く汚い話になるんだけど、大会で偽造品を知らずに使ってきたプレイヤーが居たとして、その人間に対して「そもそも妙に安い値段で買う事自体が『偽物かも知れないけどまあいいや』っていう未必の故意があるよね、だからDQ(or出禁)だよ」みたいな言いがかりをつける人が出てくるんじゃないかと心配してる。
確かに、正規のものを高い金出して買ってる人から見れば「俺は高い金出して買ってるのに、安い偽造品を買う奴は許せん」となるかも知れないけど、相手は(本当に知らずに掴んだのであれば)被害者だって事を忘れちゃいけない。
別に、TCGってのはかけた金の金額を競うゲームじゃないんだから、大会で使うカードは(非合法な手段を執らない限り)トレードだろうがなんだろうが安く手に入れられるならそれで構わないわけなんだし。

最後に、ジャッジ・大会主催の立場から今回の偽造カード騒動を見ると、それはそれですごいめんどくさい。デッキチェック中に見つけちゃったり、対戦相手が見つけてジャッジ呼んじゃったりした場合ね。
言うまでもなく、偽物と完全に自覚した上で使ってたとしたらそれはゲーム物品の不正操作でDQを出せばいいから、まずは故意じゃないかどうかのインタビューは必須だわな。
ただ、それ以前に「果たしてジャッジが偽造かどうかを判断できるのか」っていう問題は浮上するよね。対戦相手がアピールしてきた場合とか特にそうだけど、公平な目から真贋判定しなきゃいけないことになって、それってジャッジの仕事の範疇なの?っていう疑問はある。
で、インタビューの結果も「偽物かもしれないなー、でも多分大丈夫だろう」とか、「偽物っぽいところもあるけど本物っぽいところもあるし、よくわからないから使ってた」「真贋問題の存在は知ってたけど、自分のは大丈夫だと思っていた」「真贋問題の存在すらしらなかった」と言う状況で、どこまでが故意なのかってのもある。
刑法とかなら「未必の故意」っていう概念はあるかも知れないけど、それをカードゲームで適用して良いのか、そしてどう適用するのかって問題も出てくるし。個人的には上の例は全部「故意じゃない」って考えるけどね(勿論嘘をついていない限り)。
で、今度故意じゃなかった、でも確実に偽造品だった、って場合はどういう措置を取るのかも問題。
厳密に言えば「デッキ/リストの問題」でゲームロス出して、適当な基本土地と入れ替えさせることになるはずなんだけど…。果たして本人の責任でもないことに関して(デッキの修整は仕方ないとしても)ゲームロスっていう裁定を出すべきなのかってのは凄く悩ましい。

まずは前回の答合わせ。
Q1-2:
あなたは《裏切り者、グリッサ》と《屍族の死のマント》をコントロールしていて、ライフは12である。
対戦相手は《屍襲い》が装備された《死の犬》と《吸血術士》をコントロールして、ライフは20である。
この状況で、あなたは4マナ以上立っている状態で《黒の太陽の頂点》をX=3で唱えた。
両プレイヤーは考えられる限り最善の選択をするものとする。

1.両プレイヤーのライフはどうなっているか
2.あなたは何枚のアーティファクト・カードを墓地から手札に戻せるか


1.自分は10、相手は23
2.2枚。
グリッサ、吸血術士はそれぞれ同時に落ちる他のクリーチャーを「見ている」ため、黒頂点解決後にスタックに積まれる誘発型能力は、
・《裏切り者、グリッサ》の能力(2体分:アーティファクトカード2枚回収)
・《屍族の死のマント》の能力(グリッサを釣る)
・《死の犬》の能力(ライフロス)
・《吸血術士》の能力(3点ライフゲイン)
基本的には先週の記事でわかるはずだが、《死の犬》の誘発型能力には少し注意が必要である。
《死の犬》は装備品の影響で5/3になっているが、墓地に置かれるタイミングではP/Tが変動しているためである。
黒頂点の解決後、死の犬の上には3つの-1/-1カウンターが置かれていて、2/0になっている。
そのため状況起因処理で墓地に置かれる訳だが、ライフロス誘発能力はこの時点のパワーを参照する(最後の情報)。
そのため、5点ではなく2点のライフが失われることになる。
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さて、それでは今日の話。
Q2-1:
あなたは《ファイレクシアの摂取者》をコントロールしている。
摂取者は《役畜》を追放していて、戦場には計4体のクリーチャーが出ているが、摂取者のP/Tはいくつになるだろうか。
(役畜のパワーとタフネスは、それぞれ戦場に出ているクリーチャーの数に等しい。)


2007年5月のルール改正以降、特性定義能力は戦場以外でも機能するようになりました。
特性定義能力の詳細はCR604.3を参照して頂きたいのですが、簡単に言えば「オブジェクトの色、サブタイプ、パワー、タフネスのいずれかを定義している」能力(但し例外がある)ということになります。
《役畜》の能力も特性定義能力なので、それが追放領域にあっても依然として機能することになります。
この問題の場合、《役畜》は4/4なので、摂取者は7/7になりますね。
(ルールが改正される以前は、戦場以外の領域では機能しなかったため、追放された役畜は0/0でした)

さて、ではこれを踏まえて今日のまとめの問題(今日は凄く短い!)

Q2-2:
あなたは《ファイレクシアの摂取者》をコントロールしている。
以下の各状況で、この摂取者のP/Tはいくつになるだろうか。

1.摂取者は《ルアゴイフ》を追放している。お互いの墓地には計13枚のクリーチャー・カードがある。
2.摂取者はあなたがオーナーである《セラのアバター》を追放した。あなたのライフは20、対戦相手のライフは13である。
3.摂取者は対戦相手がオーナーである《精神の病を這うもの》を追放している。対戦相手の手札は5枚、あなたの手札は4枚である。
4.摂取者はあなたがオーナーである、《黄金のたてがみのアジャニ》の-6能力で作られたアバター・トークンを追放した。あなたのライフは20、対戦相手のライフは13である。
5.摂取者は蓄積カウンターが4つ乗り、クリーチャー化した状態の《キマイラ的大群》を追放した。


解答はまた来週。
【大会レポ】新小岩オールカードロチェスタードラフト
ということで、新小岩のMBS/SOMオールカードロチェスタードラフトに参加してきました。
参加者6名のスイスドロー、神話・高額レア順位取り。
20手くらいまでのピックがこちら。


1.赤の太陽の頂点
2.金屑の嵐
3.槌のコス
4.トゲ打ちの古老
5.オキシダの屑鉄溶かし
6.核への投入
7.粉砕
8.転倒の磁石
9.鋼のヘルカイト
10.金屑化
11.先駆のゴーレム
12.感電破
13.迫撃鞘
14.不純の焼き払い
15.漸増爆弾
16.圧壊
17.光明の大砲
18.電弧の痕跡
19.鏡操り
20.火膨れ杖のシャーマン


赤の除去を先に抑えて、他の人が赤に参入するのを止めていく感じ。
完全に赤単になりました(画像参照)

なんかわからんけどマリガン率が75%という安定のマリガン率。
1戦目、神話レアコントロール(剣2PW3とかどういうこと)・・・××
2戦目、青白マイア金属術・・・○○
3戦目、青黒(スキジリクスは無理!)・・・××

ということで、1-2の四位でした。
とったレア:緑黒剣(その後トレードして槌のコスに)、ヴェンセール、スラーン、光明の大砲、青黒土地。
ちょっと意見を聞いてみたい話。

キャラスリその他背面に関しては、最近某ウルトラプロさんが公式で出し始めた関係か、それなりに明確な基準がMTRに定められているわけですね。

3.9 スリーブ
 プレイヤーはスリーブその他のカード保護用の機材を用いてもよい。スリーブを使うことにした場合、そのスリーブはすべて同一で、すべてのカードが同様にスリーブ内に配置されていなければならない。スリーブにホログラムその他のマーキングがある場合、そのマーキングはカードの表側に来るものでなければならない。
 マッチの間、プレイヤーはジャッジに対戦相手のスリーブを調査するように要求してもよい。ジャッジは、スリーブが区別できたり、くたびれていたりなどの状態やデザインによってシャッフルやゲームのプレイに支障があると感じた場合、そのスリーブの使用を禁止できる。スリーブの変更には時間がかかるので、ジャッジは、スリーブの変更をマッチの終了後に延期してもよい。
 競技またはプロRELのイベントでは、スリーブにさらなる条件が追加される。裏面の反射率の高いものは使用できない。スリーブの周囲が単一の色でない場合、裏面に絵が描かれているものは使用できない。表面裏面を問わず、一面に渡ってホログラムが入っているものも使用できない。
 ヘッドジャッジはスリーブの許可不許可に関する最終権限者である。


じゃあ、多重スリーブはどうなんだろう?という話。
60枚デッキが片手に持てない様な厚さになってる(インナースリーブ→スリーブ→スリーブガード的な)のって、対戦相手からしたらカットしづらすぎてうぜーって時も少なくないはず。
競技REL基準まで満たしたキャラスリがあったとして、それを3重とか4重にしててカットが余りにもやりにくいようなのを果たして「リーガルなスリーブ」として認めて良いのだろうか?という話ですな。
ヘッドジャッジ判断って事にはなってるけど、果たしてMTRに記述がない「厚さ」でアウトにしていいのだろうか?っていうのも割と疑問点。

まあ、要は「カットが難しくなるような度が過ぎた多重スリーブはマナー違反じゃねーの?」って声を大にして主張したいんだけどさw
Melvin向けのそれなりに複雑なルーリング問題はてすちーさんのFMQで皆さんおなかいっぱいだろうから、こっちではもう少し実践的なのを。
まあ、基本的にはいろんな所のルール質問で出た質問や、ジャッジやっててよく聞かれる質問からって感じのてきとーなコラムにする感じで。

第一回目の今日は領域変更誘発に関してのお話。

Q1-1:
SoMブロックのリミテッドをプレイしている。
あなたは《錆びた斬鬼》、《ファイレクシアの大男》、《銀皮の鎧》が装備された1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンをコントロールしている。
対戦相手は《ファングレンの匪賊》をコントロールしている。
この状況で、あなたは《生命の終焉》を唱え、優先権を放棄せずに続けて《錆びた斬鬼》の起動型能力で兵士トークンを生け贄に捧げ、再生しようとした。
もしこれらがそのまま解決されたとして、対戦相手は何点のライフを得るだろうか。


いつぞやのGPTで受けた質問が元になっています。
この話で大事な事は、領域変更誘発のうち「戦場を離れる」イベントで誘発する誘発型能力は直前の状況を見る、というルール(CR603.6d)ですね。
CR603.6d:(略)しかし、誘発型能力の中には、その能力を持つオブジェクトが戦場を離れたり、ライブラリーや手札に置かれたり、コントローラーが変わったりするため特別に扱わなければならないものもある。それらの能力が誘発するかどうかを判断するために、ゲームは「過去の状態を見る」必要がある。戦場を離れた時の能力、パーマネントがフェイズ・アウトしたときに誘発する能力、すべてのプレイヤーが見ることができるオブジェクトが手札やライブラリーに移動したときに誘発する能力、オブジェクトが外れたときに誘発すると書かれている能力、プレイヤーがオブジェクトのコントロールを失ったときに誘発する能力、プレイヤーがある次元からプレインズウォークしたときに誘発する能力については、そのイベントの直後ではなく直前のオブジェクトの存在や状態に基づいて誘発する。


順番に整理していきましょう。
まず、《錆びた斬鬼》で兵士を生贄に捧げたとき、そのトークンは墓地に置かれます。ありがちな誤解ですが、トークンは「墓地に置かれる代わりに消滅する」のではなく、「墓地に置かれたあと、状況起因処理で消滅する」ことを抑えておきましょう。
このとき、兵士には《銀皮の鎧》が装備されていたため、兵士は墓地に置かれる直前までアーティファクト・クリーチャー・トークンでした。《ファングレンの匪賊》の誘発型能力は「戦場から墓地に置かれたとき」なので、直前の状況を参照します。そのため、対戦相手はこの時点で5点のライフを得ることができます。
その後、《生命の終焉》が解決されると、《錆びた斬鬼》は再生の盾により破壊されず(タップ状態になり)、《ファイレクシアの大男》と《ファングレンの匪賊》が破壊され、同時に墓地に置かれます。
既に戦場に《ファングレンの匪賊》は居ませんが、直前の状況では《ファイレクシアの大男》を《ファングレンの匪賊》は見ることができています。そのため、この時《ファイレクシアの大男》の分も《ファングレンの匪賊》の能力が誘発し、対戦相手はもう5点のライフを得る事ができます。
結果として、対戦相手は最終的に10点のライフを得る事ができるわけですね。
例えば《腐敗狼》が相打ちしたときもそうですが、「戦場から墓地に置かれる」誘発に関しては、同時に墓地に置かれた場合でも誘発するというのがポイントです。

では、今日のまとめを兼ねてもう一つ。
Q1-2:
あなたは《裏切り者、グリッサ》と《屍族の死のマント》をコントロールしていて、ライフは12である。
対戦相手は《屍襲い》が装備された《死の犬》と《吸血術士》をコントロールして、ライフは20である。
この状況で、あなたは4マナ以上立っている状態で《黒の太陽の頂点》をX=3で唱えた。
両プレイヤーは考えられる限り最善の選択をするものとする。

1.両プレイヤーのライフはどうなっているか
2.あなたは何枚のアーティファクト・カードを墓地から手札に戻せるか


答はまた次回。
otakutalkerさんが7月2日、オールカードロチェスタードラフトを開催されます。
詳細は http://otakutalker.diarynote.jp/201106262322307705/ よりご確認下さい。

参加費は若干高額となりますが、元を取れる可能性の高いイベントですので、是非ご参加いただければ幸いです。

以下概要引用---------------------------------------------------------------

SoM+MBS持ち帰りオールカードロチェスタードラフト (2011/07/02)
日時:2011/7/2(土) 11:00受付終了
定員8名(固定)
参加費:3500円
「ミラディンの傷跡」+「ミラディン包囲戦」の全カード英語版によるロチェスタードラフト戦です。スイス方式3回戦です。
重要:「新たなるフィレクシア」を含みません。

セットのすべての神話レア(25枚)および高値レア(7枚)の合計32枚(リストは後にあります)については、プレイ終了後に提出して貰い、それを順位取りでピックします。

場所:新小岩北地区センター1F 小会議室

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